経営理念

昭和7年、南部勇が、株式会社南部商会を設立した原点は、氏が、石炭の販売業を営んでいた時、石炭は重量で商売をする為に業者は、すこしでも利益を得ようと水を掛け重さをかさ上げし利益を得ていたことに、正直で曲がったことが嫌いな南部勇は自分の生き方に合わないと判断、石炭販売をやめることを決心しました。その後、縁あって小倉石油(現在のJX日鉱日石エネルギーの前身)のアスファルトの販売を手伝うようになり、販売特約店として起業しました。当時は、アスファルトは、石油精製の残りかすであり、それをいかに有効利用しようかと努力をかさねました。日本の道路がそれまで、すべてコンクリート舗装であったのを、南部勇は、みずから日本アスファルト協会を立ち上げ、初代会長に就任、我が国のアスファルトの普及に貢献をしました。

アスファルトは、今取りざたされている「もったいない」運動、エコ製品の典型であり、石油精製の残渣を何か有効利用しようとする精神が、弊社の創業理念に流れています。

日本の列島改造論に誘導され、日本の国土計画、特に道路整備の成長期が続きました。が、時代の流れと共に国内の需要が減り、これまでのアスファルトおよび石油製品の販売が縮小したため、自社開発した道路添加材 「スーパーデハイドロ」 「エコメイト」 「ラクトル」 および石油化学製品、環境資材の商社として現在活動をしています。

株式会社南部商会は、創業者南部勇の商売精神を受け継ぎ、
1 正直な商売をすること。
2 もったいないの精神で、資源および産物のより広い用途をみつけること。
3 世の中の流れに敏感に、人々の役に立つもの、より付加価値のあるものを提供するよう工夫し続けること。

を受け継ぎ、世界の流れを読み、流れを引き寄せ、流れに乗り、小さくとも社会に役立つ企業であり続けたいと日々努力を続けています。

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